葉っぱのインスタグラデーション

ョンとは?

インスタレーション (instalation) + グラデーション (gradatin) のオリジナルな造語です。インスタ映えするグラデーションの意味では全くありません。Wikipediaによればインスタレーションの説明はこうあります。(要約)

インスタレーションの元の意味は「設置」「取付」「インストールする」という意味であり、古くから美術館の壁面などへの作品展示を「インスタレーション (installation) 」と呼んでいた。展示方法の工夫を通して鑑賞者への見せ方を意識することはロダンら一部の彫刻家が先駆的に取り組んだが、やがて展示方法によって空間自体を作品化することが美術の一手法として認識されはじめ、彫刻や絵画などから独立した

すなわち(都市)空間上に配置するグラデーション(1つの図画の中で、主に連続的・段階的に変化する表現)という意味になります。ここで都市空間としたのは、その作品が人目に触れることで初めて作品として成立するという意味が込められているからです。

夏から秋にかけて色づき落葉する広葉樹の葉は、恰好なグラデーションアートになります。特に以下の樹々の葉や実はタイミングよければ同時期に色のバリエーションが豊富になるのでグラデーションアートをやるには最適です。

 イタヤカエデ、サトウカエデ、ブナ
 オオモミジ、ソメイヨシノケヤキヤブツバキユリノキプラタナス
 モミジバフウ、ナナカマド 等

ここで実際の作品を見てみましょう。

イタヤカエデ(9月、流通センター広宮沢公園)

オオモミジ(9月、つどいの森)

サトウカエデ(10月、岩手公園)

サトウカエデ(10月、岩手公園)

youtu.be

ソメイヨシノ(9月、つどいの森)

ユリノキ(10月、岩手大学

ヤブツバキ(9月、岩手公園)


また春先の若葉や新芽、花弁などは、“春紅葉”という言葉があるように色のバリエーションが豊富でそれらをたくさん集め配列するだけで世界にたったひとつのボタニカルアートができます。これもグラデーションアート共に楽しみましょう。
グラデーションアート、ボタニカルアート共に作品もさることながら、背景がとても大事です。校庭みたいな暗灰~茶褐色の地面やアスファルトのやコンクリートの均一な色調の場所を選びましょう。また残置はできませんが暗色の布地を用意してもいいです。
さあ、あなたもネイチャーアートを街中に仕込んで残置してみませんか?

春の山菜・新芽・花(5月、林業技術センター)