ケルビン・ヘルムホルツ不安定性の波状雲(フラクタス)

ケルビンヘルムホルツ不安定性の波状雲(フラクタス)ってどのような雲だろう?


ケルビンヘルムホルツ不安定性とその結果生じる波状雲についてWikipediaにはこうあります。

流体力学上の概念で、を成しており各層ごとに密度の異なる流体が、お互いに異なる速度水平運動するときに発生する、流体の不安定である。

密度や移動速度が異なる流体が接触している界面では、密度と渦度が不均一になり重力波を発生させる。界面でのこの波動が擾乱として成長すると、流体の運動が不安定化する。

大気などの層流がある場所でよく発生する。

大気でも、密度(温度気圧)差と速度差のある大気が接している所で、不安定になる。どちらか一方の層がのある層でもう一方は雲がない場合、不安定によって発生した界面が雲の形となって現れる。波状雲はこうして成長した雲形の1つである。

何だかよくわかりません。

どうやら大気の密度や速度が異なる界面で、雲がその不安定性に引きずられて発生する現象のようです。この現象で出来た波状雲のことを2017年から国際的に「フラクタス」と名付けられたようです。アラケンこと荒木健太郎さんの4年前のツイートでそこそこ有名になりました。

これも関東地方で2018年に撮影された有名な画像です。

つどいの森管理人もいち早くこの現象に注目し、地元岩手で撮り貯めてきました。それを紹介します。

2018.5.11 17:52 岩手県矢巾町流通センター

2018.11.08 8:50 岩手県東和町落合

2018.11.12 6:55 岩手県盛岡市

           2020.01.09 16:17 岩手県紫波町東北道走行中

2021.05.20 16:49 岩手県盛岡市立志の丘

2021.10.02 17:16 岩手県盛岡市羽場

2021.10.22 6:11 岩手県盛岡市羽場

2022.09.07 18:01 岩手県盛岡市羽場