三種の神器ならぬ飛器その2 ブーメラン
ブーメランの作り方・投げ方
6mm厚の航空ベニヤを使います。航空ベニヤとはシナ共芯ベニヤのことで、普通のベニヤが表地にラワン材を用いているのに対し、全てシナ材で出来ている特殊なベニヤのことです。模型飛行機や風洞実験に使われるためこの名があります。ホームセンターではほぼ扱っていませんが、こちらのサイトで購入可能です。
ベニヤ板カット・ケミカルウッド販売専門店 株式会社田木屋商店 | ベニヤ板オーダーカット
ほぼA3版大(45×30cmサイズ)の大きさの板から図のように4機分のブーメランを糸鋸等でカットします。その後右利き、左利きに注意しながらハンドグラインダーで飛行機の翼の断面のように流線形に削り出します。表面を平滑に仕上げるとうまく戻ってくるようになります。
投げ方は手首のスナップを利かせて回転を掛けてやれば、水平に投げ出しても浮力が生まれ自ら高度を上げて回転しながら戻ってきます。大事なのは①ブーメラン面を鉛直方向に投げ出すこと、②「くの字」の真ん中から投げ出すのではなく端側から投げ出すこと、③スナップを利かせること、④ブーメラン表面を平滑に仕上げること、この4点です。
このあと木目を見ながら削りを微調整し、サンドペーパー#240程度で平滑にし色を入れた後、クリアラッカーを塗ります。